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(自動車ドアトリムセンター布のとりつけにおいての接着加工と粘着品の比較分析)

比較の理由

 近年ドアトリムセンター布のとりつけにおいて、環境問題、作業環境および手順、そしてコスト問題を総合的に検討されて、接着加工から粘着品の使用へと移行される傾向が増えてきました。
 とくにISOの取得にともない接着剤の溶剤を低減したいという意向が大きく、加えてコスト的にもトータルでみるとメリットがあると明確に判断されています。
 不況の影響が大きい昨今、むしろコストメリットを前提に検討され、粘着品へ移行されるケースも増えてきました。
 また、塩素系溶剤の使用に制限が加えられる可能性もあり、脱溶剤、無溶剤化は緊急の課題となっています。
 加えて、粘着品の残存溶剤がないためにVOCの低減にも大きく貢献します。
 そこで、接着と粘着品の比較分析を試みました。

接着加工と粘着品の比較


作業および機械設備の基本的差異




工程 ブースにて両面塗布 乾燥させる 貼り合せる 押さえる
設備 マスキング治具 ブース
ガン タンク エアー(コンプレッサー)
ホース 圧力弁 換気扇
ヒーター
熱源
プレス プレス
スペース 吹付作業スペース 乾燥スペース 貼合スペース 貼合スペース



工程 ← なし → ← なし → セパをとり貼り合せる 押える
設備 ← なし → ← なし → プレス プレス
スペース ← なし → ← なし → 貼合スペース 貼合スペース

フローチャート

接着加工 基材 乾燥 表皮 乾燥 プレス パット付け
粘着品 −−−−−−→ プレス パット付け

粘着品のメリット

コストと作業員
乾燥作業が不要なため最低でも一人は減員できるので人件費を低減できます。
塗布設備償却費、熱源費、接着剤倉庫、空缶処理費が不要です。

スペース
粘着品は作業スペースが40%〜50%減ります。接着剤の在庫スペースが不要となります。接着剤の移動、移し換え等の労力、時間が不要となります。

作業時間
粘着品のはぐ時間は2〜3秒です。

作業環境
有機溶剤が出ないので労基対策不要 作業員の溶剤による健康問題の解消 有機溶剤使用責任者が不要 作業現場の臭いが格段に減じる コンプレッサーの音、換気扇の音が減り 静かになる 周辺住民への臭い、騒音の問題が減じる

地球環境の負荷低減に貢献する
無溶剤化によるISO取得に貢献する

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